そこには ふたつの りっぱな さかずきがありました。
イルカは おもわず みとれてしまいます。
「わあ。 りっぱだなあ。
でも なんだか みおぼえが あるような ないような。」
すると、 とおくから おおごえが ひびきました。
「こら! おまえ そこで なにをしている!」
こえのぬしは これまた おおきな にんぎょでした。
イルカはびっくりして あわてて べんかいします。
「ごめんなさい、 ごめんなさい。 ぶって・・・いやまちがえた、ぶたないで。
ところで これは なんですか」
「これはね。 まいとし にしの にんぎょたちと きょうそうをしたときの
しょうしゃの あかしなんだよ。りっぱだろう。
かてば これを もってかえれる。 そのかわり まければ てぶらだ。
ふたつの さかずきが われわれ ひがしの にんぎょの ところに
どうじに もどってきたのは ひさびさなことなんだ。
だから それが ぬすまれるんじゃないかと ぴりぴりしてね。
おもわず おおごえを だしてしまったよ。わるかったね。」
おおきなにんぎょは あやまりながらも どこか ほこらしげです。
「そうだったんですか。すごいんですね。
ところで はやくなる ひけつを ききに こんなところまで きたんだけど、
まいごになっちゃったんです。 どうすれば もどれますか。」
「なに? はやくなりたい? それなら はなしは はやい。
わたしたちが なんとか してあげよう。 まかせなさい。
まずは これを しっかり みて。」
そういうと、おおきな にんぎょは これまた おおきな かみを ひっぱりだしました。
(うみのなかなのに かみが でてくるけど
これは めるへんすとーりーだから つっこまないでね。)
イルカは かみを みるなり、 おもわず ひっくりかえりそうに なりました。
だって…
はい次の人に回します。じゃあ次の人は あんみですです。
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