2015年3月2日月曜日

ですよ丸

ですよ丸。

どうもドイツ語科2年主将の野口大樹です。半年以上リレー日記を凍結させていました。最近部員たちから「リレー日記って終わったんですか?」と聞かれることが多くなったのでさすがにやべぇと思いました。再開します。ごめんなさい。

久し振りに何について書こうか迷いましたが、今回は僕の妹について話そうと思います。
単刀直入に言うと僕の妹はちょっとおかしいです。普段の言動というか態度はもちろんそうなのですか、発想や着眼点もかなり一般とはかけ離れています。これまで数々の仰天する伝説エピソードを作り上げてきた野口妹なのですが、今日はその中でも特に僕の印象に残った強烈な出来事をここに書こうかなと思います。何人かの2年生には話をした覚えがあるのですが、1年生は知らないと思うので改めて当時のことを思い出しながら詳細に記そうと思います。

あれは確か2年程前、僕が大学に入学して間もない頃のことでした。中学の時に仲良くしていた友達が新しく犬を飼ったそうで、その写真とともにSNSに投稿していました。真っ白なフワフワのポメラニアンで目はとっても大きく元気いっぱいな感じの可愛らしい子犬でした。僕はあまりの可愛さに咄嗟にその投稿に「めっちゃかわいい!」とコメントしたところ、すぐにその友人から「でしょ!!」との返信とともに新たなその子犬の写真が添付されていたのを見てとてもほっこりしていました。

さて、問題はここからです。ここで終わればとても和やかないい感じの話で終わるのですが実際はそうはいきません。その後、その友人から続けざまに「実はまだ名前が決まっていないんだ、、、もし何かいい名前を思いついたら教えてくれない??」と個人的に連絡が来て急遽僕もその子犬の名前を考えることになりました。ですが、名前を決めるというのは以外と大変なもので、いろいろと案はあったのですがどれもありきたりなものでした。ネットで調べてみても、どこにでもいそうな名前ばかりであの子犬のイメージにピッタリとあった名前はどこにも見当たりません。(ネットに載ってたのは確かチョコとかハナとかモモとかマロンだった気がします。)

なかなかいい名前を思い付かなかった僕は実家に帰省していた際近くにいた妹に事情を説明し、一緒に考えてもらうことにしました。

(以下、僕と妹の会話)

僕「正直ありきたりな名前は案として出したくないなー。向こうだってきっとネットで調べてるだろうし、その中で見つからなかったわけだから多分こう、革命的というか抜本的な度肝を抜くような名前を要求されているんだと思う笑」

妹「…………。」

僕「?????(どうしたんだろう…?)」

妹「……兄さん、そういうのいけないと思う、ペットって家族なんだよ、オモチャじゃないの、これからそのワンちゃんは死ぬまでずっっとそのお友達と一緒にいるパートナーなの、そういうふざけ半分で名前をつけられたワンちゃんはきっと悲しいと思うだろうし人としていけないことだと思う…兄さんはどうなの、もしこれから生まれてくる自分の子どもが名前のことで周りから馬鹿にされたりしたら嫌な気持ちにならないの、私は耐えられない、仮にそんなことがあっても、もし愛情を込めて付けてくれた名前ならどんなものであれ、胸を張ってその名前を誇れると思うし、私たちはそう思ってくれるよう一生懸命名前を考えるべきなの、これは人として当然の義務なの、」


僕は言葉を失い、いつのまにか彼女の言葉に耳を傾けていました

妹「いいじゃん、どんなにありきたりな名前でも、その友達が一生懸命考えた名前ならワンちゃんもきっと喜ぶよ、大切なのはそのワンちゃんとそのお友達がこれから作っていく思い出の方でしょ、たくさん笑ったり、たくさん泣いたりたくさん怒ったり、、、そういう一個一個の思い出の積み重ねがそのワンちゃんの名前を世界でただ1つのかけがえのない大切なものにしていくんだよ、だからこれは私たちが考えるべき問題じゃないの、どんなに時間を欠けても、どんなに悩んでも、その飼い主さんが考えた方がいいに決まってるんですよ丸、って名前はどう?」


………………………………………???

僕「え???えっっっ???は????????何、今の??」

妹「いや、だから名前」

僕「え!?!??!?もしかして今の全部名前だったの!?!?!????嘘?????嘘でしょ????」



びっっっっっっっっっっっっっっっっっっくりしました。これです。これなんです。常に僕たちが予想している斜め上を行くんです彼女は。結局このエピソードをえらく気に入ったその友人はさっきの名前の最後をとってその子犬に「ですよ丸」と名前をつけました。めでたしめでたし。

他にも腐るほどこういったエピソードがあるので聞きたい人がいたら是非僕まで。。。。

次のリレー日記は誰に回しましょうか。そうですね、最近追いコンの準備や水泳部スキー旅行を頑張って企画している最中のうじけん君にでも回しましょうかね。あえて忙しい時に回します。じゃあ続きをうじけん君よろしくー。

野口大樹