松本です。松本先輩って長いですね。もうそんな呼び方やめてください。しろあん(ひろえちゃんのことです。みんなこう呼びましょう。)は「まっさん」って呼ぶけどこれ以外といいですね。 さっそく行きましょう。 第18話 海豚になったゾ いつものように朝から水泳の練習があり、いつものようにへとへとになったある日。 「今日も練習ほんとに疲れた…。今日は早く寝ることにしようっと。」 zzz(-_-).。oOO 「あぁ〜良く寝たぁ。……あれ?」 周りを見渡すと、部屋は姿を消し、あたりは海中に変わっていた。あたり一面に生えた海藻、群れをなす小魚、それを追う大きな魚、優雅に水中を漂うクラゲ。 しばらくあたりを眺めていると、周りを360度見渡せることに気付いた。眼が体の横についていたのだ。そして、自分の身体も見えることに気づいた。 「これは……イルカ!?夢なのか?ほっぺをつねってみようにも手がないぞ…。」 とにかく、泳いでみることにした。 「すごい!速い!これが本物のドルフィンキックか!気持ちいいぃ〜!」 泳ぎながらいろいろな水中生物を観ていると、実に様々な泳ぎ方があることに気付いた。魚は、鰮のような小さなものも、鮫のような大きなものも、体を横にうねらせて泳ぐ。鯨や鯱などの哺乳類は、体を縦にうねらせて泳ぐ。蛸や海月は、足を器用にうねらせて泳ぐ。人間みたいに、手足をバタバタさせて泳ぐのは、亀く らいだ。 泳ぎながら、感じた。速く泳ぐヒントを見つけない限り、人間にはもどれないのだと。 そういえば今朝のNHKニュースで、東京湾深海、東京大峡谷に生息するゴブリンシャークの特集をやっていた。獲物に噛みつくとき、口が大きく飛び出すのだ。 「ここがどこかわからないけど、深海にいって探してみようっと。シーラカンスや提燈鮟鱇とかもいるかもしれないし。」 深く深く、潜ってゆくイルカ一匹。深海へと足、いや鰭を踏み入れた。 つづく 次回は、最近松本の扱いがひどい川瀬さんです。 さようなら ΒΥΕ.._〆('Д'*⊂⌒`つ
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2008年8月28日木曜日
第18話 海豚になったゾ
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